SEOコンサルティングと代行の違い、成果物と実行主体
SEOコンサルティング契約で受け取るのは、診断レポート、キーワードロードマップ、技術指示書の3種類のファイルです。そのファイルをサイトに反映する作業は依頼した会社の開発者とコンテンツ担当者が担い、代行契約では反映まで業者が担います。
最終レポートに推奨事項しか書かれていなければ、開発者はページごとにどの項目をどの値に変えるのかを業者に改めて尋ねなければなりません。レポートを受け取った後の修正作業を誰が担うのか、契約に書かれていない場合もあります。
1. SEOコンサルティングとSEO代行の成果物比較表
SEOコンサルティング契約の成果物は3種類の文書で、SEO代行契約では修正されたページと公開された記事まで受け取ります。SEO最適化業者から受け取った提案書の業務範囲にページの修正と記事の公開が含まれていれば代行契約、含まれていなければコンサルティング契約です。PIONはGEOコンサルティングとGEO代行を別々のサービスとして運営しています。
| 項目 | SEOコンサルティング | SEO代行 |
|---|---|---|
| 成果物 | 診断レポート、キーワードロードマップ、技術指示書 | 文書3種、修正されたページ、公開された記事 |
| 実行主体 | 依頼した会社の開発者とコンテンツ担当者 | 代行会社 |
| 反映の確認 | 依頼した会社(Search ConsoleのURL検査) | 代行会社(月次レポートで報告) |
| 契約終了時に引き渡しを受けるもの | 文書3種 | 文書3種、修正履歴、公開原稿 |
| 費用の方式 | 一回限りまたは期間単位の顧問料 | 月額固定、成果報酬、その組み合わせ |
2. コンサルティング成果物3種を受け取る人と後続作業
予算を決める代表者やマーケティング責任者は診断レポートを受け取って今四半期に修正する項目を選び、コンテンツ担当者はキーワードロードマップを公開スケジュール表に書き写し、開発者は技術指示書を作業チケットとして登録します。
診断レポートには、ボットアクセス、インデックスブロックタグ、正規URL、内部リンク、ページエクスペリエンスといった項目の現在の値と合格・不合格が記されています。項目ごとの確認方法と合格基準の欄はテクニカルSEOの必須チェック条件、開発チームに渡すチェック表にあります。
キーワードロードマップは検索語ごとに対象URLが1つずつ割り当てられた表で、行ごとに修正・新規の区分と予定月が記されている必要があります。検索語に合った対象ページの選び方は検索上位を目指す対象ページを選ぶ分類表にあります。
技術指示書は、URLごとに1行で現在の値、変更後の値、根拠文書を記した表です。開発者はデプロイを終えた行に反映完了と表示します。
3. コンサルティングを選ぶ条件と代行を選ぶ条件
サイトのコードを修正する開発者と毎月記事を公開する担当者が社内にいて、2人が指示書とロードマップを期限内に処理できるなら、コンサルティングだけを受けて自社で反映します。どちらか一方でも期限内に処理できなければ、反映と公開まで代行会社に任せます。
コンサルティングを選んだ会社では、開発者が指示書を次のデプロイ周期内に反映し、コンテンツ担当者がロードマップの月間公開本数を守ります。反映結果は、2人のうち1人がSearch Consoleのフル権限以上を受け取って確認します。原稿を書いておきながら1か月以上公開できていない創業初期のスタートアップが公開代行を検討すべき条件は、創業初期のスタートアップに合うGEOコンサルティングとはにあります。
PIONは標準4週間構成のGEOコンサルティングで、「サイト構造・SEOベースライン診断レポート」、GEO診断レポート、改善優先順位ロードマップと実行ガイドを提供します。実行を顧客の社内マーケティングチームや既存のエージェンシーが担う場合、PIONはコンサルティングのみを提供し、実行ガイドをより詳しく作成します。コンテンツの作成と公開まで任せたい顧客と結ぶ契約はGEO代行です。
4. 指示書が反映されたかを検証する方法
指示書のURLを1つSearch ConsoleのURL検査に入力して「公開URLをテスト」を実行すると、変更した値がリアルタイムで取得したページのHTMLに入っているかがわかります。
- 担当者は、指示書で反映完了と表示されたURLを1つ選び、Search Console上部の検索窓に入力します。
- 「公開URLをテスト」を実行し、「テスト済みのページを表示」のHTMLでタイトル、メタディスクリプション、正規URLの値を指示書の変更後の値と照合します。インデックスブロックタグを削除または追加した行は、HTMLの代わりに、テスト結果でインデックス登録が許可されているかを示す値で照合します。
- 値が変更後の値と同じなら指示書の該当行に反映日を記し、異なればその行を開発者に差し戻します。反映したURLが数件だけなら「インデックス登録をリクエスト」を押し、リクエスト日も記します。多数あれば、更新したページにlastmodを付けたサイトマップの送信を開発者に依頼します。
- リクエスト日の2週間後に同じURLを再び検査し、Googleインデックスの結果で変更した値を探します。URL検査ツールのヘルプによると「インデックス登録には最大1〜2週間かかり、このツールで進捗状況を確認できます」。値がなく、前回のクロール日時が反映日より前であれば、まだ再クロールされていません。
- 担当者は反映日から数週間が過ぎた後、検索パフォーマンスレポートでそのURLのクリック数・表示回数を確認します。Googleは検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド(2025年12月18日更新)で、「一般に、変更がGoogle検索結果に有益な影響を及ぼしたかを確認するには、数週間ほど待つのがよいでしょう」と推奨しています。
指示書に記された問題が、リダイレクトエラーのようにページのインデックス登録レポートでインデックスに登録されなかった理由として表示される種類であれば、開発者がその理由に該当するURLをすべて修正した後、担当者が詳細ページで「修正を検証」を押します。
ページエクスペリエンスの項目は、開発者が同じ問題でまとめられたURLをすべて修正した後、担当者がCore Web Vitalsレポートの問題の詳細ページで「トラッキングを開始」を押し、28日後に検証結果を確認します。このレポートのヘルプには「この問題が28日間にわたってサイトのどのURLにも発生しなければ、問題は解決したとみなされます」と記されています。
5. コンサルティング契約書に記す成果物の形式と検収基準
コンサルティング契約書には、成果物ごとにファイル形式と検収基準まで記します。引き渡されたファイルはその形式・基準と照合し、合っていれば検収します。
提案書に成果物3種のファイル形式や検収基準の項目が抜けていれば、契約前に下の表の値で入れてもらうよう業者に依頼します。
| 成果物 | ファイル形式 | 検収基準 |
|---|---|---|
| 診断レポート | スプレッドシート:項目、現在の値、合格・不合格、確認方法、根拠文書、確認日 | 項目ごとに6つの列がすべて記入されている |
| キーワードロードマップ | スプレッドシート:検索語、対象URL、修正または新規、予定月 | 検索語ごとに対象URLが1つずつ割り当てられている |
| 技術指示書 | スプレッドシートまたはチケット:URL、現在の値、変更後の値、根拠文書 | すべての行に4つの列がすべて記入されている |
検収の前には、診断レポートのページエクスペリエンスの項目に、モバイルとデスクトップの75パーセンタイル値と合格・不合格が別々に記されているかを点検します。合格の表示は、Web Vitals(2024年10月31日更新)に記されているとおり、3つのCore Web Vitals指標がすべて75パーセンタイルで推奨目標を満たした項目にのみ付いている必要があります。
PIONのGEO代行は、GEO診断、自社コンテンツの作成・公開、外部コンテンツ・PRの運用、リアルタイムのモニタリング・改善の4段階で進み、段階ごとの内容はGEO代行サービスのご案内でご確認いただけます。AI回答への準備度まで点検したい会社は、AI回答での露出 基礎チェックの8問に答えると、弱い領域と先に修正すべき項目がわかります。
よくある質問
SEOコンサルティングを受けたら何がもらえて、実行は誰がするの?
SEOコンサルティングを依頼した会社が受け取る成果物は、診断レポート・キーワードロードマップ・技術指示書の3つのファイルで、そのファイルどおりにサイトを修正し記事を公開する作業は会社の開発者とコンテンツ担当者が担います。契約した業務がファイルの引き渡しで終わる場合、反映されたかどうかも会社がSearch ConsoleのURL検査で確認します。PIONは、顧客の社内チームが実行する場合はGEOコンサルティングでロードマップと実行ガイドを提供し、顧客がコンテンツの公開まで任せたい場合はGEO代行として契約して、顧客のドメインにコンテンツを公開します。
SEOコンサルティング業者から提案書を受け取ったら、どの項目を尋ねるべきですか?
成果物3種のファイル形式と検収基準、そして指示書をサイトに反映する人と、反映後にSearch ConsoleのURL検査で検証する人が自社なのか業者なのかを尋ねる必要があります。業者が反映まで担うと答えれば代行の提案なので、契約終了時に修正履歴と公開原稿の引き渡しを受けるという項目が業務範囲にあるかも点検します。
コンサルティングの指示書が反映されたかどうかは、どうすればわかりますか?
Search ConsoleのURL検査の「公開URLをテスト」で取得したHTMLに指示書の変更後の値が入っていれば、反映されています。URL検査にURLを入力して最初に表示される結果は最後にインデックス登録されたバージョンのため、デプロイ後にGoogleがページを再クロールするまでは修正内容が入っていません。
海外のSEOコンサルティングやグローバルなSEOエージェンシーでも、成果物は同じですか?
同じです。海外の業者と契約しても、契約書に記す成果物3種とファイル形式・検収基準の項目は変わりません。言語別にURLを分けたサイトであれば、技術指示書にhreflangアノテーションの項目が入っているかも点検します。
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