Google AI検索、自社ブランドの表示を確認する手順
· PION
Google AI検索は、検索結果上部のAIによる概要と、検索窓の下のAIモードタブに表示されます。自社ブランドがその中で引用されているかを週次の記録表で確認する手順と、Search Consoleのパフォーマンスレポートでこの表示がどこに合算されるのかを整理しました。
検索窓に自社の業種に関する質問を入れてみたところ、リンク一覧の上にまず段落が一つ表示されました。段落の横にある出典カードには競合他社のドメインと報道機関のアドレスがあり、自社サイトはありませんでした。これはGoogle AI検索が回答を作成する際に選んだリンクです。
そのリンク一覧に自社のドメインが入っているかどうかは検索結果画面で直接数えられますが、Search Consoleの数値からは切り分けることができません。GoogleはAI機能で生じた表示回数とクリックをパフォーマンスレポートのウェブ検索結果に合算しており、AIによる概要だけを選ぶフィルタは用意していません。そこで、画面を直接記録した表とSearch Consoleの数値を比較する手順をまとめました。
1. Google AI検索が表示される画面上の位置
Google AI検索が表示される場所は、検索結果の一番上にあるAIによる概要と、検索窓の下のタブから入るAIモードの二つです。どちらの画面も通常の検索インデックスからリンクを選んでおり、PIONはブランド診断において、この二つの画面の出典リンクをチャットボットの回答とは分けて記録します。
Google検索セントラルのAI機能とウェブサイトドキュメントには、参照リンクとして選ばれる条件が明記されています(2025年12月31日更新)。"AIによる概要またはAIモードで参照リンクとして表示されるには、ページのインデックスに登録されており、検索の技術要件を満たしてスニペットとともにGoogle検索に表示され得る状態でなければなりません。"
AIによる概要はすべての検索語で表示されるわけではありません。Google検索ヘルプのGoogle検索でAIによる概要を使ってより簡単・迅速に情報を見つけるでは、"Googleのシステムが生成AIが特に有用だと判断した場合、Google検索結果にAIによる概要が表示されます"と説明し、"この機能をオフにすることはできませんが、検索後にウェブフィルタを選択できます"と付け加えています。リンク一覧だけの以前の画面を再び呼び出すには、ウェブフィルタを押す必要があるという意味です。
AIモードは2025年9月から韓国語検索において別途の申請なしで表示されます。GoogleコリアのブログGoogle検索:AIモードが韓国でも利用できるようになりました(2025年9月8日)は、"今後数日をかけて、Googleアプリ内の検索窓とGoogle検索に新しく追加された『AIモード』タブをご確認いただけます"と告知しました。同じ質問でもAIによる概要とAIモードに互いに異なる出典が表示されることがあるため、二つの画面を別々に記録します。
2. ブランドの表示有無を記録する週次の表
ブランドのカテゴリに関する質問を10個決めて、毎週同じ曜日に一つずつ入力し、AIによる概要の表示有無と、概要に表示されたリンクのドメイン、その一覧に自社ドメインがあるかどうかを表に記録すればよいのです。
| 欄 | 記入する値 | 基準 |
|---|---|---|
| 質問 | 顧客が入力する文章そのまま | 毎週同じ文章、同じ順序 |
| AIによる概要 | 表示されたらO、なければX | 毎週同じ曜日、同じ時間帯 |
| 出典ドメイン | 概要に掲載されたリンクのドメインすべて | 画面に出た順序どおり |
| 自社ドメイン | 一覧にあればO | エンジンごとに欄を分ける |
| AIモード | 同じ質問をタブで繰り返した結果 | 概要と異なるドメインが出るか |
条件を固定しないと週次の比較がぶれます。ログイン状態や位置情報の設定が結果を変えるため、シークレットウィンドウで、同じ曜日・同じ時間帯に、同じ地域設定で入力します。最低でも4週間分がそろってはじめて傾向が見えてきます。
チャットボットの対話画面でブランド名を数える手順は別途あります。自社ブランドがChatGPTの回答に出るかを確認する5つの方法がチャットボット画面を扱っており、この記録表が数える対象はGoogle検索結果画面の内側に付いたリンクだけです。
3. AIによる概要への表示に必要な追加の要件
専用のマークアップや別途のファイルはありません。Googleのドキュメントが求めるのはインデックスされた状態と、スニペットが表示され得る状態だけなので、修正の対象はむしろ以前に遮断しておいた設定です。
AI機能のドキュメントは、コンテンツを管理する方法として"Google検索に表示されるページの情報を制限するには、nosnippet、data-nosnippet、max-snippet、またはnoindexのコントロールを使用してください"と案内しています。スニペットの長さを短く固定していたり、本文の一部にdata-nosnippetを設定しているページがあれば、その設定がまず点検の対象です。
学習を防ぐためにrobots.txtにGoogle-Extendedを追加しておいたサイトが、AIによる概要からも外れるのかと尋ねられることがあります。Googleの一般的なクローラの一覧(2026年4月29日更新)は、"Google-Extendedは、Google検索にサイトが含まれるかどうかに影響を与えず、Google検索でランキング決定の信号として使用されることもありません"と明記しています。このトークンはGeminiアプリ側の学習設定であり、検索結果画面とはつながっていません。
毎週繰り返す運用と、一度直せば終わる作業を分ける基準は、ChatGPT・Geminiへの表示を任せるGEOエージェンシー、自分でやることと任せることの境界が項目別にまとめています。
4. Search ConsoleでAI検索の表示が合算される仕組み
個別に確認することはできません。AIによる概要とAIモードで生じた表示回数とクリックはパフォーマンスレポートのウェブ検索結果に合算され、検索タイプのフィルタにAIによる概要を選ぶ欄はありません。
指標ごとのルールは、表示回数、掲載順位、クリック数とは何ですか?のヘルプにあります。
| 指標 | AIによる概要でのカウント方法(ヘルプ原文) | 照合するときに注意すべきこと |
|---|---|---|
| 表示回数 | "標準的な表示回数のルールが適用されます" | 通常の結果の表示と同じ欄に加算される |
| 掲載順位 | "AIによる概要は検索結果において単一の掲載順位を持ち、AIによる概要内のすべてのリンクにはこれと同一の掲載順位が割り当てられます" | 概要の中で何番目かはこの値には表れない |
| クリック数 | "AIモードで外部ページへつながるリンクをクリックすると、クリック数としてカウントされます" | AIによる概要のリンクにも同じルールが適用される |
掲載順位のルールのため、平均掲載順位ではAIによる概要への引用を判別できません。概要に付いたリンクが5つでも1つでも同じ値が入り、自社のリンクが一覧の末尾にあっても値は同じです。Search Console側に残る信号は表示回数とクリックの二つだけなので、前節の記録表で代わりに集計します。
5. AIによる概要に引用された後も訪問が増えないときに照合する値
記録表のO印と同じ週のSearch Consoleのウェブ表示・クリックを隣の欄に記入し、4週間以上照合します。 二つの値の動き方によって、次に点検する場所が変わります。
| 記録表 | 同じ週のSearch Consoleの値 | 次に照合すべきこと |
|---|---|---|
| 自社ドメインのOが増えた | 表示は増えてクリックはそのまま | 概要の段落で回答が完結していたか、自社のリンクが何番目に出たか |
| 自社ドメインのOが増えた | 表示もクリックもそのまま | シークレットウィンドウと地域設定がぶれていたか、その週だけ表示された概要か |
| 自社ドメインのXが続く | 表示だけ増えた | 通常の検索結果から来た表示か、インデックスとスニペット制御の設定 |
この表で把握できるのは、Google内の結果だけです。OpenAIのクローラー概要のドキュメントは、OAI-SearchBotは検索、GPTBotは学習と用途を分けたうえで"各設定は互いに独立しています"と記しています。Google AIによる概要は通常の検索インデックスに従いますが、ChatGPT検索はOAI-SearchBotが読み取った範囲に従うため、一方で許可しても他方には適用されません。二つの記録を一つのファイルに置くとしても、欄は分けます。
質問セットを決めて毎週同じ方法で記録する運用を委託する形については、GEO代行サービスのご案内に記載しています。記録表を作る前に、インデックスとAI検索ボットのアクセス状態から判別したいときは、5分でわかるGEO準備度診断の設問を順番に確認してください。
よくある質問
Google AI検索に自社サイトを表示させるには何をすればよいですか?
通常の検索と同じインデックス状態を整えておけばよく、AIによる概要やAIモード専用に追加で入れるファイルやマークアップはありません。Google検索セントラルのドキュメントは、参照リンクとして表示される条件を、インデックス登録の有無とスニペット表示の可否として記載しています。PIONはブランド診断において、インデックス状態とスニペット制御の設定をまず照合します。
Google AIによる概要に自社ドメインが引用されたかどうかは、どのように確認しますか?
ブランドのカテゴリに関する質問をシークレットウィンドウでGoogleに入力し、AIによる概要に付いたリンクのドメインを記録しておく方法だけです。Search ConsoleにはAIによる概要だけを選んで照会する画面がないため、画面の記録が原本の役割を果たします。毎週同じ曜日に同じ質問セットを繰り返してはじめて週次の比較になります。
Google AIモードはどこでオンにしますか?
Google検索結果の上部にあるタブ一覧からAIモードタブを選びます。Googleコリアのブログは、2025年9月から韓国語検索で別途の申請なしにこのタブが表示されると告知しました。同じ質問でもAIによる概要とAIモードに付く出典が異なるため、二つの画面を別々に記録します。
Search ConsoleでGoogle AI検索の表示だけを別途照会できますか?
できません。AIによる概要とAIモードの表示回数とクリックはパフォーマンスレポートのウェブ検索結果に合算され、検索タイプのフィルタに別途の項目がありません。AIによる概要内のリンクはすべて同じ掲載順位が付くため、平均掲載順位でも判別できません。
Google AI検索の結果とChatGPTの回答を同じ表で扱ってもよいですか?
欄を分ける必要があります。Google AIによる概要とAIモードは通常の検索インデックスに従い、ChatGPT検索はOpenAIのOAI-SearchBotが読み取った範囲に従います。一方で引用されたからといって他方にも自動的に引用されるわけではないので、エンジンごとに欄を分けて記録します。