Google AI検索、自社ブランドの表示を確認する手順

AI回答の露出・計測 更新 9分で読めます

自社ブランドがGoogle AI検索に引用されたかどうかは、検索結果画面で直接数える必要があります。GoogleはAI機能で生じた表示回数とクリックをパフォーマンスレポートのウェブ検索結果に合算し、AIによる概要だけを選ぶフィルタを用意していないため、Search Consoleの数値では切り分けられません。

そこで、AIによる概要の横の出典カードに自社ドメインが入ったかを毎週表に記録し、その表をSearch Consoleの値と並べて照合します。

1. Google AI検索は画面のどこに表示されますか?

Google AI検索は、検索結果の一番上にあるAIによる概要と、検索窓の下のタブから入るAIモードに表示されます。どちらの画面も通常の検索インデックスからリンクを選んでおり、PIONはブランド診断において、この二つの画面の出典リンクをチャットボットの回答とは分けて記録します。

Google検索セントラルのAI機能とウェブサイト(2025年12月31日更新)ドキュメントは、参照リンクとして選ばれる条件を"AIによる概要またはAIモードで参照リンクとして表示されるには、ページのインデックスに登録されており、検索の技術要件を満たしてスニペットとともにGoogle検索に表示され得る状態でなければなりません。"と記載しています。

AIによる概要はすべての検索語で表示されるわけではありません。Google検索ヘルプのGoogle検索でAIによる概要を使ってより簡単・迅速に情報を見つけるは、"Googleのシステムが生成AIが特に有用だと判断した場合、Google検索結果にAIによる概要が表示されます"と説明し、"この機能をオフにすることはできませんが、検索後にウェブフィルタを選択できます"と付け加えています。リンク一覧だけの以前の画面は、ウェブフィルタを押さないと再び表示されません。

AIモードは2025年9月から韓国語検索において別途の申請なしで表示されます。GoogleコリアのブログGoogle検索:AIモードが韓国でも利用できるようになりました(2025年9月8日)は、"今後数日をかけて、Googleアプリ内の検索窓とGoogle検索に新しく追加された'AIモード'タブをご確認いただけます"と告知しました。同じ質問でもAIによる概要とAIモードの出典が異なることがあるため、二つの画面を別々に記録します。

2. ブランドの表示を記録する週次の表

ブランドのカテゴリに関する質問を10個決めて毎週同じ曜日に一つずつ入力し、AIによる概要が表示されたか、概要に表示されたリンクのドメイン、その一覧に自社ドメインがあるかを表に記録します。

欄 記入する値 記入方法
質問 顧客が入力する文章そのまま 毎週同じ文章、同じ順序
AIによる概要 表示されたらO、なければX 毎週同じ曜日、同じ時間帯
出典ドメイン 概要に掲載されたリンクのドメインすべて 画面に出た順序どおり
自社ドメイン 一覧にあればO エンジンごとに欄を分ける
AIモード 同じ質問をタブで繰り返した結果 概要と異なるドメインが出るか

条件を固定しないと週次の比較がぶれます。ログイン状態や位置情報の設定が結果を変えるため、シークレットウィンドウで、同じ曜日・同じ時間帯に、同じ地域設定で入力します。最低でも4週間分がそろってはじめて傾向が見えてきます。

この記録表が数える対象は、Google検索結果画面内のリンクだけです。チャットボットの対話画面でブランド名を数える手順は自社ブランドがChatGPTの回答に表示されるか確認する方法で扱います。

3. AIによる概要への表示に必要な追加の要件

専用のマークアップや別途のファイルはありません。Googleのドキュメントが求める条件はインデックス登録とスニペットの表示だけなので、修正すべき箇所はたいてい以前に遮断しておいた設定です。

AI機能のドキュメントは、コンテンツを管理する方法として"Google検索に表示されるページの情報を制限するには、nosnippet、data-nosnippet、max-snippet、またはnoindexのコントロールを使用してください"と案内しています。スニペットの長さを短く制限していたり、本文の一部にdata-nosnippetを設定していたりするページがあれば、その設定から点検します。

robots.txtにGoogle-Extendedを追加して学習を防いでいるサイトも、その設定のせいでAIによる概要から外れることはありません。Googleの一般的なクローラの一覧(2026年4月29日更新)は、"Google-Extendedは、Google検索にサイトが含まれるかどうかに影響を与えず、Google検索でランキング決定の信号として使用されることもありません"と明記しています。このトークンはGeminiアプリの学習用の設定であり、検索結果画面とは関係がありません。

毎週繰り返す運用と、一度直せば終わる作業は、ChatGPT・Geminiでの表示をGEOエージェンシーに任せる:自社でできることと外注することで項目別に分けてあります。

4. Search ConsoleでAI検索の表示が合算される仕組み

Search ConsoleでAI検索の表示だけを個別に照会することはできません。AIによる概要とAIモードで生じた表示回数とクリックはパフォーマンスレポートのウェブ検索結果に合算され、検索タイプのフィルタにAIによる概要を選ぶ欄はありません。

指標ごとのルールは、表示回数、掲載順位、クリック数とは何ですか?のヘルプにあります。

指標 AIによる概要でのカウント方法(ヘルプ原文) 照合するときに注意すべきこと
表示回数 "標準的な表示回数のルールが適用されます" 通常の結果の表示と同じ欄に合算される
掲載順位 "AIによる概要は検索結果において単一の掲載順位を持ち、AIによる概要内のすべてのリンクにはこれと同一の掲載順位が割り当てられます" 概要の中で何番目かはこの値には表れない
クリック数 "AIモードで外部ページへつながるリンクをクリックすると、クリック数としてカウントされます" AIによる概要のリンクにも同じルールが適用される

掲載順位のルールのため、平均掲載順位ではAIによる概要への引用を判別できません。概要に付いたリンクが5つでも1つでも同じ値が入り、自社のリンクが一覧の末尾にあっても値は同じです。Search Consoleで使える信号は表示回数とクリックだけなので、引用は前節の記録表で代わりに集計します。

5. AIによる概要に引用されたのに訪問が増えないときは、どの値を照合しますか?

記録表のO印と同じ週のSearch Consoleのウェブ表示・クリックを隣の欄に記入し、4週間以上照合します。

記録表 同じ週のSearch Consoleの値 次に照合すべきこと
自社ドメインのOが増えた 表示は増えてクリックはそのまま 概要の段落で回答が完結していたか、自社のリンクが何番目に出たか
自社ドメインのOが増えた 表示もクリックもそのまま シークレットウィンドウと地域設定がぶれていたか、その週だけ表示された概要か
自社ドメインのXが続く 表示だけ増えた 通常の検索結果から来た表示か、インデックスとスニペット制御の設定

Google以外のAI検索はこの表では把握できません。Overview of OpenAI Crawlersドキュメントは、OAI-SearchBotを検索用、GPTBotを学習用に分け、"Each setting is independent of the others"と記しています。Google AIによる概要は通常の検索インデックスに従い、ChatGPT検索はOAI-SearchBotが収集したページに従うため、一方のエンジンで許可した設定は他方のエンジンには適用されません。二つの記録を一つのファイルに置くとしても、欄は分けます。

質問セットを決めて毎週同じ方法で記録する運用をPIONに任せる形は、GEO代行サービスのご案内でご確認いただけます。記録表を作る前に、インデックスとAI検索ボットのアクセスが遮断されていないかを確かめるには、AI回答での露出 基礎チェックの設問を順番に確認していけば十分です。

よくある質問

Google AI検索に自社サイトを表示させるには、どのような作業が必要ですか?

通常の検索結果にスニペットとともに表示されるようインデックスに登録されていればよく、AIによる概要やAIモード専用に追加で入れるファイルやマークアップはありません。Google検索セントラルのドキュメントが参照リンクの条件として挙げているのは、インデックス登録とスニペットの表示の二つです。PIONはブランド診断において、インデックス状態とスニペット制御の設定をまず照合します。

Google AIによる概要に自社ドメインが引用されたかどうかは、どのように確認しますか?

シークレットウィンドウでブランドのカテゴリに関する質問をGoogleに入力し、AIによる概要に表示されたリンクのドメインを直接記録する必要があります。Search ConsoleにはAIによる概要だけを選んで照会する画面がないため、画面の記録が原本の役割を果たします。毎週同じ曜日に同じ質問セットを繰り返してはじめて週次の比較になります。

Google AIモードはどこでオンにしますか?

Google検索結果の上部にあるタブ一覧からAIモードタブを押せば使えます。Googleコリアのブログは、2025年9月から韓国語検索で別途の申請なしにこのタブが表示されると告知しました。AIによる概要とAIモードは同じ質問でも出典が異なることがあるため、記録は画面ごとに分けます。

Search ConsoleでGoogle AI検索の表示だけを別途照会できますか?

照会できません。AIによる概要とAIモードの表示回数とクリックはパフォーマンスレポートのウェブ検索結果に合算され、検索タイプのフィルタに別途の項目はありません。AIによる概要内のリンクはすべて同じ掲載順位が付くため、平均掲載順位でも判別できません。

Google AI検索の結果とChatGPTの回答を同じ表で扱ってもよいですか?

同じ表に置くとしても、欄は分ける必要があります。Google AIによる概要とAIモードは通常の検索インデックスに従い、ChatGPT検索はOpenAIのOAI-SearchBotが収集したページに従います。一方のエンジンで引用されたからといって他のエンジンにも自動的に引用されるわけではないので、エンジンごとに分けて記録します。

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ChatGPT、Gemini、Google の AI による概要、AI モードに顧客の質問を投げかけ、現在の状態を記録します。